NISA(小額投資非課税制度)を理解するためのポイントは5つあります。投資初心者の方は、まずはこの5つのポイントを押さえておけば大丈夫です。
最近テレビなどのマスメディアやSNS等でも話題になっているNISA。周りの人達の中にも始めた人がちらほら出てきて、自分も気になってきた!という人も多いのではないでしょうか。この記事では、NISAが気になり始めた投資初心者の方へ、NISAについて最初に押さえておくべきポイントを5つ、わかりやすくお伝えします。
※この記事は、2024年1月から開始される新NISAについての説明です。
(それ以前の旧NISAの説明ではありません)
NISAって何?どんな仕組みなの?
NISAをやると何が得なの?
この記事では、そんなギモンにお答えします。
NISAとは税金がゼロになる仕組み
NISAとは、簡単にいうと株などの投資で出た利益にかかる税金がゼロになる制度・仕組みです。
本来、株式投資などで利益が出ると、その利益に対して税金がかかります。でも、NISAを利用して出た利益に対しては税金を払わなくていいですよ、というのが、NISAの仕組みです。
具体的な例を見てみましょう。例えば100万円で買った株が120万円に値上がりしたので売却したとします。この投資で得た利益は20万円ですが、本来はこの20万円に対して2割程度の税金がかかり、実際に手元に入る利益は残りの8割程度となります。この例だと20万円の2割、すなわち4万円程度が税金としてかかるため、実際の利益としては16万円程度になってしまうのです。
これが、NISAを利用して投資した場合、利益額20万円に対して非課税、すなわち税金をゼロにしてもらえます.。そのためこの例の場合20万円まるまる利益としてもらえることになります。
NISAを利用すると節税メリットが得られるのです。
NISAを利用するには口座開設が必要
NISAは株などの投資利益に対する税金がゼロになる仕組みであるため、NISAを利用するには投資用の口座を持っている必要があります。NISA投資用の口座は、証券会社や銀行などの金融機関に申し込めば開くことができます。
なお、口座開設にかかる費用や、口座を維持するのにかかる費用は無料であるところがほとんどです。つまりNISAは無料で始められます。
NISAには限度額がある
最初にお伝えしたように、本来、株式投資などで出た利益には税金がかかります。それに対しNISAは例外的に税金をゼロにしてもらえる仕組みなので、限度額が設定されています。NISAを利用して無限に税金を回避することはできない仕組みとなっているのです。
具体的には、NISAを利用して投資できる金額は1,800万円までと決まっています。さらに、NISAの中で「成長投資枠」と「積み立て投資枠」という2つの枠があり、「成長投資枠」は1,200万円まで、「積み立て投資枠」は600万円までと、枠ごとにも限度額が設定されています。(この辺りが、NISA制度の理解を難しくしている一つの原因だと思います。(笑))
NISAは投資なのでリスクもある
NISAは株などに投資することが前提なので、投資した株が値下がりするなどのリスクがあることも理解しておくことが大切です。100万円で買った株が120万円に上がればしめたものですが、逆に80万円に下がってしまうことだってあり得ます。
銀行預金と違い、値動きがあるものに投資するのだということを覚えておき、どれくらいのリスクだったら大丈夫なのか、自分なりに考えておくとよいでしょう。
また、次にお伝えするように、NISAでは投資初心者でも安心して買える商品ラインナップも充実しているので、怖がり過ぎなくても大丈夫です(笑)
NISAでは初心者向けの商品も買える
初心者のうちは、少ない額からコツコツと
投資初心者のうちは、あまり大きな金額を投資せず、少ない額でコツコツと投資していくことが大切です。なぜなら、投資額が少なければ、もし損失が出てしまった場合も少ない損失額で済むからです。
例えばいきなり100万円を株に投資して仮にその株が20%下がってしまった場合、その株は80万円となり20万円もの損失となってしまいますが、もし1,000円しか投資していなければ20%下がっても200円の損失で済みます。
最初は少ない額で始めてだんだんと感覚やコツをつかんでいき、慣れてきたら投資額を増やしていくのが安全な方法です。NISAで買える商品には、500円や1,000円といった小額から投資できるものもあるので、まずは少ない額から投資することを心掛けましょう。
初心者はまず投資信託から買ってみよう
株式投資といっても、投資初心者にとっては、どんな株を買ったらいいのかまったくわからない状態だと思います。そんな投資初心者のひと向けに、「投資信託」と呼ばれる商品があります。
投資信託は、投資がよくわからない人に代わって投資のプロ(ファンドマネージャーと呼ばれます)が投資先を選定し、運用してくれる商品です。
これからNISAを始めようという投資初心者の方は、まずはNISAで投資信託を定期的に少しずつ買っていくのがおすすめです。ほとんどの証券会社では、毎月一定の額を自動的に積み立ててもらえるので、NISAで投資信託を毎月コツコツ積み立てる投資法が、投資初心者のセオリーとなっています。
株や投資信託は価格が日々変動するものですが、毎月少しずつコツコツと購入することにより、買うタイミングを分散することができ価格の変動リスクを低くすることができるのです。
NISAの仕組みを理解して資産を大きく増やそう
この記事では、NISAを利用することで節税メリットを得られることをお伝えしました。その節税メリットは、投資期間が長くなるほど、また投資額が大きくなるほど大きくなります。
年齢がまだ20代・30代と若く、将来の年金に対する不安がある人や、セミリタイア・サイドFIREをこれから目ざそうとしている人は、今のうちからNISAでコツコツと投資を始めることで、時間を味方につけて資産を大きく増やしていくことができます。
老後の不安から解放されたり、不労所得を得て早期リタイア・FIREを実現したい人は、人生の早い段階からNISAを始めることをおすすめします。